こころを動かしたお仕事
SOLUTION
/ WORKS
なぜ、成果が出せて目標が達成できるのか?
SOLUTION
GIOの思考方法をいくつかの事例でご紹介いたします。
西新宿のオフィスビルで
様々なイベントを開催してきた「西新塾」も今回で56回目
西新宿街ぐるみでは、いつもはライバルである5つのビルが一緒になって様々な連携を図ってきた。西新宿で働く人達に、街をもっと知って、もっと利用して欲しい、そして『いい街だ』と実感して欲しい。そのきっかけ作りとして、5つのビルで働く人達の交流の場として様々なイベントを開催している「西新塾」。今回はお酒好きをターゲットに、ピザとイタリアワインを楽しめる交流会を開催した。
参加費以上のお得感と趣向で
食べて飲んで、仕事終わりの交流を満喫
「PIZZA LOVER」と題したタイトルで、ピザとワイン好きが70名程集まった。ピザを伸ばし、トッピングして、焼いてもらうのだが、童心に帰ったような参加者の笑顔が印象的で、仕事終わりの交流を楽しんでいるようだった。また、イタリアワインは40種類が飲み放題で、ワイン好きにもたまらない会となったようだ。時間とともに会場が熱を帯びていくのが印象的で、店舗のご厚意で予定より30分ほど延長しての終了となった。
本プロジェクトが始まって20年
その割に社会的な話題になることが少ない
「西新塾」も56回目となり、累計の参加者は3,000人以上になる。毎回リピーターもおり、5ビルの中では開催を楽しみに待っていてくれる方も多く、西新宿で働くことでのお得感や優越感も多少ながら感じてくれているはずだ。では社会的にはどうなのだろう?せっかく良い取り組みをしているにも関わらず、話題化には及んでいないのが現実だ。もっと外部へ発信し、他エリアで働く人たちから「西新宿で働いてるんだ!いつも楽しそうなことやってるよね!?」そんな声が上がらなければ西新宿で働く人も『いい街だ』と想ってくれないだろう。SNSの活用やPRも含め、さらなる認知獲得、話題化に取り組んでいかなければならない。
行けば、そこはパラダイス!
コンセプトがしっかり練られたあんこ催事。
根強いファンがいるあんこスイーツ。そんなファンも大満足間違いなしの小田急スイーツジャーニー「餡恋」。バイヤーが全国各地から厳選したお店が集まり、実際に足を運んだお客さまは、あれこれと買い込み、両手いっぱいに袋をかかえてほくほくの様子が会場やSNSで見られた。しかし、もっと多くの人に会場に来てほしいというのが現状。この原因は一体どこにあるのだろう。
都内を往来する20〜30代の女性にもっと知ってほしい。
情報を届けたい人に届けられていない、もどかしさ。
実際に来ているお客さまは、どこから知って、「行きたい!」と思ってくれたのだろう?催事担当者さまから聞いたところ、過去の催事では最寄り駅に貼っているポスターを見てきてくれている人が多いとのこと。今回は諸事情により掲出が難しく、新宿駅を使う人たちに届ける機会が1つ少なくなってしまった。
だが、5,000部のリーフレットは会期半ばですべてなくなり、館内に足を運んだ人は興味を持ってくれているよう。コンセプトもビジュアルもいいものには間違いない。
認知拡大を図り、行きたいと思わせるには?
現状をあらためて見直して、できることから試行錯誤。
催事情報をもっと多くの人に知ってもらうために、他に何ができるだろう?
例えば【当日からだけでなく、開催2,3日前から公式SNSでお知らせ】や【毎日1~3点、おすすめ商品の詳細なレビューをSNSで発信(リーフレットでは書ききれていない内容にする。各スタッフの個別おいしかったポイントなど。※GIOも撮影時などに試食ができていれば、そちらも活用していただく)】などがあるだろうか。
私たちが手がけるデザインをより活用できる方法も含め、一人の客としての目線で、できることを模索していきたい。
結成20周年を迎えたアーティスト。
メモリアルアルバムにこめた想いとビジュアル戦略。
前作、前前作に続き、結成20周年版のビジュアル制作依頼が来たのは、梅雨入り間近の蒸し暑い夜だった。バンドメンバーとはデビュー前からの付き合い。実はデビューアルバムのデザインも担当したので、僕らの関係性もほぼ20周年。制作にかける想いもひとしおだ。ここでは、今回のデザイン(写真右)に辿り着いたストーリーを簡単ではあるが話すことにしよう。
国内のみならず海外での活動を増幅できる作品に。
パッケージ版の持つ役割とは。
前作の記事にも書かせてもらったが、CDは単に聴くメディアだけでは無くなってきている。もちろん配信サービスより高音質であるが、それよりも近年、コレクションする楽しみ、所有感への期待がましている。実は2022年位から日本でのCD製造枚数はプラス成長しているのだ。特にLIVE会場での売り上げには伸び代があるとのこと。台湾、中国などアジアを中心とした海外での活動が増える中、現地のファン(予備軍含む)へのアプローチをコアに据え、MTGやサンプル開発、テスト撮影などを密に進めた。(写真:幾度もMTGを重ねたメンバー含む制作チームとDesign Ideaの1例)
先入観を捨て、イメージを刷新。
そして、新たな海外での反応は!?
幾つものデザインサンプルを提案し、たどり着いたのが、「今までのようなかっこいい、クールではなく、デザイン性の中に親しみやすさとPOPな印象を」。JAZZといえばという先入観をすて、彼らが奏でる幾層にも重なるグルーブ感と、20年という時間の層をビジュアルにこめた。今秋から始まったアジアツアーは大盛況、会場に持ち込んだCDも完売、ノベルティも大好評と聞いている。この冬は大阪・横浜にて凱旋ライブがある。その時には祝福のケーキでも送ろうかと思案中。イチファンとして20年の軌跡を楽しみにしている。
今年で10回目!
大盛況ハロウィンイベント!
毎年何かと話題になるハロウィン。近年では地域ぐるみで積極的にイベントが開催されている様子だ。赤坂サカス付帯の商業施設では2015年から毎年イベントを開催、10回目となる今年は、2日間で約1,300人のお客様に参加いただいた。
常連のお客様の顔も見え、「あら、今年も来てくれたのね〜」と思ってハッとした。常連さんがいるってすごくないか?
近隣住民を巻き込んでじわじわ育ってきた!
「毎年恒例」楽しみにしてもらえるイベントに。
施設内の店舗をまわって「トリック オア トリート!」と唱えるとお菓子がもらえる。当初は完全予約制のパレードとして開催していたが、コロナを機に当日自由参加へと形式を変え、よりオープンに参加できるようになった。さらに、近隣の小学校、幼稚園と連携して児童、園児の皆さんのハロウィンアート作品を展示、地域を巻き込んでイベントの認知を図り、またスタンプラリーを同時開催してさらに楽しんでもらえる要素もプラスした。
その成果は年々上がってきている。新規の参加者が増えたことは参加人数を見ても明らか。そしてリピーターも多く、「あら、この子見たことあるぞ。」「あら、今年はお親御さんじゃなくてお友達同士できたんだね。」と感じることが多かった。毎年参加してくれる“恒例”イベントになったんだなと実感した。
笑顔があふれるイベントを
さらに広げていくには?
仮装したお子さんの「トリック オア トリート!」の声があちこちで聞こえ、アート展を親子連れで眺める姿、お友達同士でスタンプを探す姿に、参加者も店舗も、さらには来館客も笑顔になっていた。「今年も来たよ!」という声をかけていただいたり、親御さんの仮装も増えてきた様子に、運営側も笑顔に。
笑顔になるイベント。とても素敵なイベントだと思う。思い出すだけで気付くと私は笑顔になっている。もっと笑顔を広げたい。楽しんでもらいたい。告知方法や近隣との連携、イベントの仕掛け、もっとある。来年の笑顔に向けて、何をしようか?ニンマリしながら考えたい。